1月31日(土)援農プロジェクト[みんなでキビ苅りを楽しもう!!]活動報告

2009年1月31日(土曜日) 朝から晴れ渡る空の下で、総勢25名での
第2回「みんなでキビをかろう」プロジェクトが開催されました。
八重瀬町の「食の風菜園」に各自集合したメンバーは、それぞれの鎌をもち、長年の大ベテラン
嘉数副会長の指導のもと、一斉にきびの畑に入っていきました。
参加者の皆さんは、沖縄に移り住んではじめてのきび狩り体験の方や、長年きびを狩っている
プロのような食の風メンバー、去年から2年連続できび狩りに精を出すメンバー、東京から
わざわざきび狩りプロジェクトに参加するため、駆けつけてくれたメンバーの人たち。
それぞれがいろいろな思いで、壮大なきび畑に臨んだことと思います。


キビ狩りは、大きく3つの役割分担があります。
①「倒し」(注:さとうきびをナタで倒す事)
②「葉落とし」(さとうきびの葉の部分を切り落とす事)
③「きび積み」(さとうきびの枝を集めて山のように積み上げる事)
それぞれの分担に自ずと選んで、黙々と作業していくメンバーの皆様たち。
作業開始から1時間もたつと、無心になり、ただひたすらさとうきびを見つめ無言のままに
キビを倒していくのです。初心者のみなさんには、とってもきつかったことだろうと思います。
そして、東京から駆けつけてくれた日本総研の志水さん。
いつも沖縄の報道の一線で活躍している岸本さん。
大きなさとうきびに埋もれていますが、笑顔で撮影。


さて本日の昼食は自家製「あぐーたっぷりトン汁。
黒紫米のおにぎり。
こんぶとごぼうの煮物。
茨城産たくわん。
伊良部島のかつお燻製」です。
暑さとしんどさで、午前中体力を消耗したメンバーですが、
昼食のおにぎりパワーで回復されたようです。



途中、嘉数副会長(この菜園は嘉数副会長のお母様の土地です)に、
さとうきび狩りの疲れない狩りからのコツや鎌の上手な使い方などを、
聞きながら、作業はもくもくと進んでいきます。

午後になると、またメンバーが増えて強力な助っ人が参上。
メンバーの井上さんの友人が、数人で駆けつけて来てくれました。
この方々の活躍もすごかったです。

キビ畑を持っている食の風の最強メンバー「大城組」や「粟国の塩」は、
てきぱきと行動も身軽に、それはそれは、
見事な手さばき。何十年の経験はさすがです。
そして、そろそろ日が暮れかかっているころ、「終わりにしよう~」との嘉数副会長の
言葉で今日の作業が終了しました。
今年は、メンバーも上達し昨年より刈り方がうまくなったと嘉数副会長より言われ、
全員けがをしないで、無事に終了できたことが何よりもうれしいことです。
さとうきびは沖縄の産業であり、昔からの伝統の稼業ではありますが、きび狩りはとても
重労働な作業なのです。砂糖の使い方や砂糖のありがたさが身にしみた体験プロジェクトで
ありました。 仕事の関係で「土曜日だと体験できなくて残念」話すメンバーの皆さんのためにも、
今年、いや、来年は2日間連続で行いたいと思います。
来年は、日本全国から宿泊付きで「さとうきび狩り体験ツアー」を組み、大勢の皆さんに、
砂糖ができるまでの大変さを実感して頂き、沖縄の黒糖の大切さを学んでいただこうと思います。
来年、参加希望の方は、どんどん事務局までお問い合わせください。
黒糖・さとうきびのお土産付きです。
最後に、くたくたになった体ですが、気持は晴れ晴れしたメンバーの笑顔での記念撮影です。

やり遂げた達成感は、最高の喜びです。
またみなさま、来年「さとうきび畑で会いましょう」。

お疲れ様でした。”さとうきび”ばんざ~い。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ