２０１１年１月９日（日曜日）
食の風＆沖縄食文化研究会＆沖縄・奄美スローフード協会メンバーの
「食の新年会」を開催いたしました。
思い起こせば、２００３年６月に発足した沖縄・奄美ＳＦ協会は、
今年で設立８年目になります。その間、食に関する様々な取組を行ってきました。
２０１１年の今年の更新メンバーは、２６名です。（2011年1月現在）
また、2009年6月に発足した「食の風」は、食に関する取組と、生産者、特に沖縄
県内の農業に関わる様々な取り組みを学び、食の問題を真剣に取り組んでいき、
沖縄より日本に向けて「食の風を吹かせよう」との意義より、特定非営利活動法人
食の風を発足いたしました。
さらに、2010年7月にこの食の風の取組の中でも「地方の食文化を守る会」を発足し、
「沖縄食文化研究会」を設置し、離島・本島に関して、壊れかけている・忘れ去られて
いる昔からの伝統食材やその調理法を重点に研究しております。そして守り抜くための
資料を作成し、広く県民に知らせるための冊子「食の風」を、2010年7月より隔月で各書店で販売をしております。
この冊子を通して、「食文化に関する様々な問題・取組・課題等を提案」していくことが
今、重要だと考えております。
2003年、イタリアに直接書類を申請し、我々は「沖縄・奄美スローフード協会」を設立、
活動をしてきました。そして、今、全国に食の定義を発信する「食の風」運動を起こして
おります。
２０１１年の今年は、さらなる「食の問題」に真剣に取り組み、伝統の沖縄・食文化を更に
探求し、後世に伝えるための取り組みを活性化していこうと考えております。
今年は、食の風メンバーであり、フレンチのシェフ「メドン・ド・フジイ」にて、
総勢20名が集まり、食の新年会を盛大に開催いたしました。ここの「メドン・ド・フジイ」の
オーナーシェフは、沖縄食文化推進協議検討会の委員であり、たっての野菜好きであり、
県産野菜のことを研究し、様々なフレンチ調理に挑戦している素晴らしいシェフであります。
このお店は、昨年12月24日に那覇市久茂地2丁目（ＲＢＣビル裏手の通り）にオープンしたばかり。
このお店のオープンを待ちわびた当会員メンバーも多く、新年の談会にふさわしい料理の数々が楽しい会話の中心になりました。
まずは新年にあたり、今年1年の活動予定を提案する田崎理事長からの挨拶より
会が始まりました。
「昨年一年間の活動を振り返りつつ、“食の活動＆食文化啓蒙プロジェクト”への
積極的な参加と、さらなる協力を呼びかけました。
続いて、2月の「花と食のフェスティバル」の説明や総会のお知らせ。今年の
食＆農に関する人材育成事業プロジェクトの説明を行いました。
また、今年の春より県産や国内の小生産者の商品を扱った試食・販売するカフェ＆
人材育成などのセミナーなどが開催できるレンタルスペース事業を展開する予定であるとフリーダムインタレクトの芦野さんより説明がありました。、
引き続いて、会は新年の食談会へと移りました。
メンド・ド・フジイ 特製 県産野菜の前菜。「魚と県産野菜のゼリー寄せ」。
これは、最高に美味しい。
かかっているオリジナルジェノベーセ風のソースは絶品です。
「和牛のロースト野菜添え」。
県産牛の柔らかな肉の焼き加減は、一口かむと肉汁がジュワ～と口中に広がります。
「温泉卵と県産野菜のラタテゥーユ」。下から出てくるクリーミーな卵が絡まり、甘さと
酸味が最高に合います。
「鴨肉に冷製サラダ」。
かめばかむほど、ジューシーな香りと濃厚な味の鴨肉は最高です。
ナスの甘味が味わえる風味豊かな一品。アンチョビソースが、効いています。
「フジイ特製ロールキャベツ」。
県産の春キャベツの甘さと豚肉のミルフィールの層が何層にも重なり、とても美味しい
逸品です。
まだまだあります。写真だけ掲載します。
～興味ある方は、ぜひ、お店に足を運んでください～
今年は、大阪の食の風理事玉城さんより、ご交友の深いやんばるのあぐーの
生産者が製造した自家製生ハムのレッグ１５ｋｇ相当の大きなプレゼントが
皆様に振る舞われました。
毎年ご用意していただける沖縄食文化研究会＆食の風メンバーの神村酒造の
中里専務より暖流や守礼の泡盛そして、昨年県の賞を受賞した貴重な泡盛などが
振る舞われ、参加した皆様は、泡盛の美味しさに酔いしれておりました。
おいしい料理とおいしいお酒、それに様々な分野・経歴を持っている方々からの食に
関わる興味深い話と、玄米クリニックの森田先生ご夫妻より、味噌の麹が素晴らしい
生態系を守る効果など、初めて聞く話に、だれしもがびっくりした思いがけない
講演がありました。
非常に内容の充実した素晴らしい新年の食談会になりました。
ご参加いただきました皆様、この度は誠に有り難うございました。
そして、今年もよろしくお願いします。 食の風事務局スタッフ