食の風第19回定例会の報告

11月16日(水)に、第19回食の風のお定例会を開催いたしました。
今回の定例会の題名は、「フードインク」上映会。

『ファストフードが世界を食いつくす』のエリック・シュローサー、
『雑食動物のジレンマ』のマイケル・ポーラン、
ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌスなど錚々たる執筆陣による食の警告書。
 
第82回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞にノミネートされ
アメリカで話題を呼んだ注目作。
多くの方がこの作品名は聞いたことあると思います。
普段口にしている食べ物の生産過程を追う中で、
大量消費と大量生産の時代に農業や畜産業が巨大な生産工場と化した現実や、
食の市場を牛耳る企業の実態を浮き彫りにする。
アメリカの食事情に言葉を失うと同時に、
日本でも食品偽装問題など食の安全が問われる中、
改めて食のあり方を考えさせられる一作でした。
今や日本もTPPに参加することになれば、同じ運命をたどるはずです。
こんな旬な題材の定例会のため、たくさんの会員さんに集まっていただきました。


今回の場所は沖縄食材スペシャリスト認定者&野菜ソムリエ&マクロビクス料理家の
当会員のシェフ 嶺井りつ子さんのお店。 『ダイニングカフェ菜畑』です。
本日の定例会の料理は 旬な野菜中心のメニューが数々。テーブルに並ばないほど、
キャベツに 焼き野菜に 雑穀に ハーブパンに、薬膳おでんがずらり。
県産のソーキに、県産若鶏のチキンに、ゴボウに島人参に、ととにかく並ぶ野菜の数々。
まずは、泡盛&ビール&ワインなどを飲んで、食べてから、映画鑑賞を始めました。
が、なぜか、みなさん、映像が流れると箸がとまり、会話もなくなり、映画に夢中。
みなさん、食に対してとても関心が強く、真剣に映画に見入っておられました。
いろいろとショッキングな内容が多く「知られてないだけで実際行われているという真実」
や「農業の工業化」などのアメリカで抱える様々な問題を知ることが出来ました。
この食のシステムを変えていけるのは私たち消費者だということも知り、
ますますこの「食の風」の活動を、もっといろいろな人達に広げていかないとなぁと再確認
いたしました。(俣野好美談)
鑑賞後はいつものように親睦会が始まります。

新しく会員になられた方や久々に
参加された方もいらっしゃったので、一人ずつ自己紹介。


あらためてみると、ほんとにいろいろな職種、
年齢の方が集まっていて自己紹介もそれぞれ。
「これまでの半生」、「意気込み」、「これから先の未来」
ことなどいろいろな話を聞くことが出来ました。
最後は田崎理事長 恒例の五本締め。
来月12月は食の風忘年会を
那覇市と宜野座村の2回に分けて企画しております。
これからも、食の風をどうぞよろしくお願いします。

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