5月29日(土曜日)第10回食の風定例会を開催しました。
今回のテーマは「神村酒造蔵元探訪と古酒作り&バーベキューの食談会」です。
しかし、このたび宮崎県に発生している”口蹄疫”の問題につきまして、同じ
スローフード協会宮崎のメンバーが日中深夜駆けずり回り、現場での活動を行って
いる様子や、生産者の”現場から届いた生の悲痛な声”を報告し、我々もこの
「口蹄疫」の問題について何ができることなのか?どんな活動を支援していくべきか?
を議題にあげ、会議を行いました。
当「食の風事務局」(沖縄・奄美スローフード協会)は、西表島・竹富島の水牛には、
いまだ完全な消毒液等が飼育の現場には届いておらず、事務局は先週石垣島に出向き、
我那覇畜産会長より譲って頂きました「口蹄疫」に効果のある”消毒液”を届けて参りました。
我那覇畜産も貴重な消毒液なのに、離島の生産者の為にと、無理を承知で譲ってくれたのです。
我那覇明会長、本当に頭が下がります。感謝しております。
また、「口蹄疫」に関するポスターを、観光の入り口である各港に更に掲示して頂く様に、
港事務所にお願いをしてまわりましたことを、会員にお伝えいたしました。
本日参加された食の風メンバーの”沖縄山羊(やぎ)文化振興会長”で獣医師の
平川宗隆さんより、「口蹄疫」に関する様々な情報や沖縄県内においての情報を
詳しくお聞きすることができました。参加されたメンバーは、それぞれ熱い想いで、
この問題について耳を傾けてくれました。
そして、本日のメインイベント「神村酒造蔵元勉強会」を行いました。
中里迅専務から、神村酒造ならではのさまざまな仕込みの工夫や、
「守礼」「暖流」「かみむら」のできるまでの全行程を教えて頂きました。
仕込みのタイ米から黒麹、仕込みタンクの音や温度までいろいろな話が聞けて、
最高の酒育の勉強になりました。
さて、待ってましたバーベキュー大会の時間です。
実は、この日、中北部では大雨洪水警報が出され、蔵の外は大粒の雨がスコールの
ように降っており、バーベキューの焼き場と食事を楽しむ場所を少し離して会場を
セッティングしてもらいました。
まずは、みんなで食事の下ごしらえ
★モクモクファームから送ってもらった最高級の”もものハム”超巨大!!を切る
★島ラッキョウの皮むき
★もやしのひげ取り
★野菜を洗ってカットする
★火の準備
などなど、それぞれに分担してもらいました。
お腹すいているので、仕事も手際もめちゃくちゃ早い皆さん。
さあ、食談会の始まりです。思い思いの食に関するさまざまな問題や県産食品の話、
そして、食に対する思いでなどワイワイガヤガヤをおもいおもいに会話が弾みます。
アグーのロースや本部牛、そしてうるまミートの焼き豚(これ、絶品!!)や、
雑穀米のおにぎりにてるきな麺の焼きそば、八重瀬のピーマンに朝採りのキャベ
ツなどなど、食材が並びきれないほどの料理がズラリ…。
また、何といっても、
「守礼」「暖流」「かみむら」古酒飲みまくりました。
そして、今話題の「暖ボール」=暖流+炭酸を飲み放題、
食べ放題の至福の時を過ごしました。
~神村酒造様有難うございました~